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Packt Publishingのテクニカルレビュアーになった話

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Packt Publishing という出版社がイギリスにあるんですが、多種多様な技術書を数多く出版しています。O'Reilly本のように翻訳はされてないので日本のエンジニアにはあんまり知られていない(? のかなと思います。

日本の出版社だとまず企画が通りそうにないマニアックなラインナップになっており、例えば scikit-learn や matplotlib などPythonモジュール単体のみを扱ったエッジの効いたタイトルも多いです。表紙のデザインはO'Reillyよりクールな感じで僕は好きです。

今回は OpenCV for Secret Agents という著名なコンピュータビジョンライブラリのOpenCVに関する技術書のレビューをしました。以下が主な内容です。

Use OpenCV in six secret projects to augment your home, car, phone, eyesight, and any photo or drawing

opencv_for_secret_agents_cover
  • Build OpenCV apps for the desktop, the Raspberry Pi, Android, and the Unity game engine
  • Learn real-time techniques that can be used to classify images, detecting and recognizing any person or animal, and studying motion and distance with superhuman precision
  • Design hands-free interfaces that are practical in home automation, in cars, and in discrete surveillance

Raspberry PiやAndroidなどのデバイス上での画像処理についても詳しく説明されています。また、以前このブログでも紹介した猫検出関連の話も載ってます。教師データをどう集めるかという地味だけど大切で重要な作業についても言及されているのは良いですね。

DSC01658

以前、別の出版社の100ページくらいの技術書のレビューはさせていただいたことがあって、その時は100ページ程度なのでたいした負担ではなかったでのですが、今回はその3倍の300ページということでなかなかに大変な作業だったように思います。スケジュールとしては1章につき3日でレビューし続ける必要があったので、通勤時間と会社でのお昼休み、帰宅後にちょっとずつ時間を作って目を通していました。

OpenCV for Secret Agents

レビュー作業では技術的内容の確認の他に、各章毎に総評も行うのですが、「この章で説明が足りない部分はどこか」、「どのように説明すればよりわかりやすいか」などをまとめます。書籍というのはスペースにも制限があるので細かく書き過ぎるわけにもいかないし、短くわかりやすく説明するのは難しいことなんだなと実感しました。最終的には300ページになりましたが、草稿ではもっとページ数は多かったです。

ソースコードは実際に実行して動作確認していたのですが、Raspberry Piは持っていなかったのでその箇所はきちんとレビューできなかったと思います。。Unityのプロジェクトについては今回初めて触りましたが結構楽しかったです。

本にはクレジットだけでなく紹介文も入れていただきどうもありがとうございました。

DSC01656

Secret Agentsというのは秘密諜報員という意味ですが、各章の冒頭部分に 007 (ダブルオーセブン) のシーンを絡めたストーリーが展開されています。この本はデバイス上でのジェスチャー認識や車載カメラでの画像処理についても紹介されており、スパイ映画で出てきそうなシチュエーションと合った内容になっています。

実は「 ~ for Secret Agents」タイトルはシリーズとして出版されているようです。もちろんイギリスでは日本よりも007人気は高いでしょうし、なかなか洒落たタイトルですね。

レビューした本以外には、Practical Data Science Cookbook という本もebook版でいただきました。まだ読んでないのですが、大規模なログデータ分析を行うために必要なスキルについて学べそうです。ありがとうございます。
 
Hi Nikita, Sageer and Packt Publishing team.
Congrats to the author and all those who worked on this book,
and thanks to the editors and publishers who gave me a chance to work on the publication of this book.
All the best.

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