Windows
Windows7またはWindows10での各種設定などについて整理する。
スリープからの自動復帰
スリープ(または休止状態)から自動復帰してしまう場合の設定確認方法を整理する。
# スリープ解除設定可能なデバイス一覧を表示 > powercfg -devicequery wake_programmable Razer Taipan HID 準拠コンシューマー制御デバイス HID 準拠システム コントローラー HID キーボード デバイス (001) HID キーボード デバイス (002) HID 準拠デバイス (004) Razer Taipan (005) Intel(R) Ethernet Connection (2) I218-V HID 準拠デバイス (005) # 現在スリープ解除設定されているデバイス一覧を表示 > powercfg -devicequery wake_armed Intel(R) Ethernet Connection (2) I218-V # タイマー(タスクスケジューラ)によってスリープ解除が許可されているデバイス一覧を表示 > powercfg -waketimers
デュアルディスプレイ関連
2枚のディスプレイに別々の壁紙を設定したい場合は以下のコマンドをエクスプローラーのアドレスバーに入力して実行する。
control /name Microsoft.Personalization /page pageWallpaper
後は対象画像を選び、サムネイルを右クリックメニューから表示させたい方のモニターを選ぶだけ。
Google Chrome
ChromeのキャッシュをRAMディスクに移す設定 (R:\Data\Temp\Chrome に移す場合)
- Chromeをデフォルト構成でインストールした場合
rmdir /s /q "C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache" rmdir /s /q "R:\Data\Temp\Chrome" mkdir "R:\Data\Temp\Chrome" mklink /d "C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache" "R:\Data\Temp\Chrome"
C:\Users\(ユーザー名)\ 以下のデータを D:\Data\Users\ に保存している場合
(例えばCドライブをSSD、DドライブをHDDにマウントしている場合でも、読み書き回数が多くてデータサイズも大きくなりがちなUsersフォルダ以下は別ドライブに移動させるケースが多い)rmdir /s /q "D:\Data\Users\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache" rmdir /s /q "R:\Data\Temp\Chrome" mkdir "R:\Data\Temp\Chrome" mklink /d "D:\Data\Users\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache" "R:\Data\Temp\Chrome"
NVMe SSDとか使ってるならわざわざRAMに設定しなくても良い。
Windows Subsystem for Linux (WSL)
WSL用の管理ツールの使い方を整理する。
wslconfig
PS> wslconfig Linux 用 Windows サブシステムの管理操作を実行します 使用法: /l, /list [/all] 登録されたディストリビューションを一覧表示します。 /all - すべてのディストリビューションを一覧表示します (オプション)。 現在インストールまたはアンインストール中のものも含まれます。 /s, /setdefault <ディストリビューション名> ディストリビューションを既定として設定します。 /t, /terminate <ディストリビューション名> ディストリビューションを終了します。 /u, /unregister <ディストリビューション名> ディストリビューションの登録を解除します。 /upgrade <ディストリビューション名> ディストリビューションを WslFs ファイル システム形式にアップグレードします。
PS> wslconfig /l Windows Subsystem for Linux ディストリビューション: Legacy (既定) Ubuntu-18.04
/s オプションで利用するLinux環境を選ぶだけ。上記例のLegacyというのはUbuntu 16.04、バージョン表記の無いUbuntuを入れると、Legacyと表記されるようだ(2019/09現在)。
WSLのバージョンはディストリビューション毎に以下のオプションで設定できる。
PS> wsl --set-version <distribution name> <versionNumber>
WSLのバージョン確認は以下のオプション。
PS> wsl --list --verbose NAME STATE VERSION * Ubuntu-18.04 Stopped 2 Legacy Stopped 1
CUDA on WSL2
以下、エヌビディアさんのQiita記事を参考にして構築すればたぶん動く。ありがたや。
PowerShell
PowerShellで利用できる便利なコマンドなどを整理する。Windows10からはWSL(Windonws Subsystem for Linux)環境が提供されているが、Windowsネイティブの機能を活用するにはPowerShellを使いこなせるようになるのが良さそう。
- PowerShell環境
PS C:\Users\ryo> $PSVersionTable Name Value ---- ----- PSVersion 5.1.14393.576 PSEdition Desktop PSCompatibleVersions {1.0, 2.0, 3.0, 4.0...} BuildVersion 10.0.14393.576 CLRVersion 4.0.30319.42000 WSManStackVersion 3.0 PSRemotingProtocolVersion 2.3 SerializationVersion 1.1.0.1
- 環境変数の確認/設定
PS C:\Users\ryo> Get-ChildItem env: Name Value ---- ----- ALLUSERSPROFILE C:\ProgramData APPDATA C:\Users\ryo\AppData\Roaming CommonProgramFiles C:\Program Files\Common Files CommonProgramFiles(x86) C:\Program Files (x86)\Common Files CommonProgramW6432 C:\Program Files\Common Files ... 省略
環境変数の設定は以下のように行う。## ダブルクォートを忘れないように PS> $env:NODE_ENV="production" ## 以下の方法はPowerShellでは動作しないので注意 PS> set NODE_ENV=production
set-item env:testVariable -value testValue の形式でも設定できるけど面倒なので上記の方法で行うと良い。
- プロファイルの設定
.bashrcや.zshrcのPowerShell版のようなもの。.ps1ファイルを任意のディレクトリに置いておくとPowerShell起動時に読込・反映してくれる。環境変数 $profile で読み込まれるファイルを確認できる。PS> $profile D:\Data\Users\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1
- シンボリックリンクの作成と削除
PS> New-Item -Path . -Name a.symlink -Value a.txt -ItemType SymbolicLink PS> Remove-Item a.symlink
- Emacsキーバインディング
方法はいくつかあるようだが、PSReadLineを利用すると比較的簡単に実現できる。作者に感謝。
A bash inspired readline implementation for PowerShell
Windows10環境ならデフォルトでインストール済
If you are on Windows 10, PSReadline is already installed. Windows 10 RTM and the November update have version 1.1, later builds have version 1.2 (which includes vi mode). See below for how to upgrade.
PowerShellのプロファイルに以下を追記する。キーバインドも細かくしていできるので自分好みにカスタマイズすると良い。
if ($host.Name -eq 'ConsoleHost') { Import-Module PSReadline Set-PSReadlineOption -EditMode Emacs Set-PSReadlineKeyHandler -Key 'Ctrl+p' -Function HistorySearchBackward Set-PSReadlineKeyHandler -Key 'Ctrl+n' -Function HistorySearchForward }
Windowsエクスペリエンスインデックス
Windows8.1以降ではエクスプローラーからWindowsエクスペリエンスインデックスの結果を閲覧できないようだ。インデックスを計算するツールは引き続き利用できるのでコマンドプロンプトかPowerShell上で実行、確認する。
## formalは全項目を検査、restartオプションでインデックスを再生成、cleanは過去のインデックス作成履歴を削除するオプション ## つまり以下のコマンドで現在のPC構成を検知、新規にインデックスを作成してくれる PS> WinSAT.exe formal -restart clean ## 処理結果例 > CPU LZW 圧縮 675.80 MB/s > CPU AES256 暗号化 2068.20 MB/s > CPU Vista 圧縮 1741.01 MB/s > CPU SHA1 ハッシュ 2217.16 MB/s > ユニプロセッサ CPU LZW 圧縮 168.98 MB/s > ユニプロセッサ CPU AES256 暗号化 517.25 MB/s > ユニプロセッサ CPU Vista 圧縮 437.30 MB/s > ユニプロセッサ CPU SHA1 ハッシュ 554.03 MB/s > メモリのパフォーマンス 23931.61 MB/s > Direct3D Batch のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D Alpha Blend のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D ALU のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D Texture Load のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D Batch のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D Alpha Blend のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D ALU のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D Texture Load のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D Geometry のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D Geometry のパフォーマンス 42.00 F/s > Direct3D Constant Buffer のパフォーマンス 42.00 F/s > ビデオ メモリのスループット 81604.90 MB/s > Dshow ビデオ エンコード時間 1.13396 s > メディア ファンデーション デコード時間 0.05286 s > Disk Sequential 64.0 Read 781.45 MB/s 8.3 > Disk Random 16.0 Read 767.93 MB/s 8.6 > 合計実行時時間 00:02:03.30
CPUなど各パーツのスループットが表示される。計算結果を従来のようにスコアで表示するにはPowerShellからコマンドで確認する。
PS> Get-CimInstance Win32_WinSAT CPUScore : 8.1 D3DScore : 9.9 DiskScore : 8.45 GraphicsScore : 8.8 MemoryScore : 8.1 TimeTaken : MostRecentAssessment WinSATAssessmentState : 1 WinSPRLevel : 8.1 PSComputerName :
VirtualBox
起動時のGNOME関連のエラー
VirtualBoxにCentOS 6.4の仮想マシンを構築して起動したときに、
The configuration defaults for GNOME Power Manager... not been installed correctly.
というエラーが出てGNOMEを起動できない場合は、CTRL+ALT+F2 を押してコンソールログイン後、yum で gnome-power-manager パッケージを入れ直してOSを再起動する。
$ sudo yum remove gnome-power-manager $ sudo yum install gnome-power-manager $ reboot
仮想ディスクの拡張
以下のサイトを参考にさせていただいた。あとでここにも整理する。
VitualBoxのディスク拡張
PortQry
Microsoft公式で配布しているポートスキャンツール。
Portqry.exe コマンド ライン ユーティリティの説明
Portqry.exe は、TCP/IP 接続の問題のトラブルシューティングに役立つコマンド ライン ユーティリティで、Windows 2000 ベースのコンピュータ、Windows XP ベースのコンピュータ、および Windows Server 2003 ベースのコンピュータで実行できます。このユーティリティでは、選択したコンピュータの TCP ポートと UDP ポートの状態を確認できます。
次のコマンドはホスト "example.com" に対してTCPポート22をLISTENしているか確認する。
portqry -n example.com -p tcp -e 22