ねこと画像処理 part 2 – 猫検出 (モデル配布)

ねこと画像処理。 (アイシャ – 池袋 ねころび) 前回のねこと画像処理 part 1 – 素材集めでは猫画像の集め方について整理しました。今回はその集めた猫画像を使って猫検出用の学習モデル(分類器)を作成したいと思います。それにはいろいろと準備が必要です。 モデル(分類器)の配布についてはこのエントリーの後半で説明します。 アノテーションデータの収集 学習モデルを作る前に猫のどの部分を検出するかを決める必要がありますが、今回は猫の顔(頭)部分の検出を行おうと思います。そのためのアノ…

C/C++のユニットテストフレームワーク CppUTest が便利

今回はC/C++のユニットテストフレームワークのひとつである CppUTest について調べてみました。TDDと相性が良いと言われている Google Test と比較して、CppUTest はマルチプラットフォーム対応がより充実しているためWeb系に限らず組み込み系などでも幅広く使われているとのことです。 参考: テスト駆動開発による組み込みプログラミング ―C言語とオブジェクト指向で学ぶアジャイルな設計 これまで不満はありつつも使い慣れているからという理由で CppUnit をずっと使ってい…

機械学習ライブラリ SHOGUN入門

The machine learning toolbox’s focus is on large scale kernel methods and especially on Support Vector Machines (SVM) * The SHOGUN Machine Learning Toolbox サイトのデザインどうにかしたらいいのにとか将軍ってなんだよとかいろいろあるかと思いますけども、プロダクトとしては素晴らしいという噂を聞くので今回このSHOGUNという機械学習ラ…

ANEで画像処理

前回のエントリー、FlashDevelop + GCCでANE入門の続きになります。今回はANE(ActionScript Native Extensions)で画像処理を行う際のいくつかの注意点などをメモしていこうと思います。ANEの作成手順については前エントリーを参照してください。 ANEのC APIでは、ASのBitmapDataを扱う為の構造体 FREBitmapData というものが提供されています。

OpenCVでいう…

FlashDevelop + GCCでANE入門

Adobe AIR3から ANE (ActionScript Native Extensions) という機能が追加され、これを使うとAIRアプリケーションをネイティブコードで拡張できるらしいです。素晴らしいですね。 今回はFlashDevelopを使ってWindows x86用のANEを作ろうかと思います。小さなdll (Dynamic Link Library)を作るだけなので、Visual Studio(Visual C++)のような大げさなIDEは使わずにGCCで。余計なプロジェクトフォ…

MongoDB C++クライアント

現在担当している業務で、CassandraやRedisなどいくつかのNoSQLデータベースの導入検討をしてきましたが、最終的にMongoDBを使うことになりました。アプリケーションの上の層ではPythonやPHPで作りますが、パフォーマンス要件が厳しい部分はC++ドライバを使う予定です。 まずはインストールから。 * 環境 Linux 2.6.18-194.26.1.el5 x86_64 (CentOS release 5.7) gcc version 4.4.4 20100726 インストール…