enhance Flex Builder – part 2

enhance Flex Builderの続き。

今回はEclipse環境をJavaScriptで拡張することができるEclipse Monkeyを利用します。

実はこのEclipse Monkeyを使ったActionScriptのコード補間はFlex2の頃からあったようで、
海外サイトを巡ればたくさん情報が手に入りました。
今のFlex(AS3.0)人口はあの頃と比べて増えてると思うので、ここで情報を簡単に整理しておこうかと。

環境はEclipse 3.4.1(Pleiadesで日本語化済み)、Flex Builder Plugin 3.0.2。
まず、[ヘルプ] > [ソフトウェア更新] > [サイトの追加] から
http://download.eclipse.org/technology/dash/update
を追加、Eclipse Monkeyをダウンロード・インストールします。
Eclipseを再起動するとメニューに ‘スクリプト’ という項目が新しく出来ているはず。
次に、任意のプロジェクトのルート直下に ‘scripts’ フォルダを作成し、そこに .jsファイルを追加していきます。

Eclipse Monkey

Eclipse Monkey入門編ということで、今回はAS3.0におけるgetter/setterを自動生成するスクリプトを書きます。

・Eclipse Monkeyスクリプト

コード生成処理そのものについては特に難しい部分はないかと。
editors オブジェクトはEclipse Monkeyが提供しているDOMオブジェクトです。
DOMといってもXMLなどを操作するためのDOM APIではなく、Domain Object Model の略で、
これは特定の目的に特化したインタフェースを提供するものになります。

ソースコード先頭にあるコメント部分について
ここには
・メニューに表示する名称
・メニュー階層
・ライセンス情報
・ショートカットキー
・DOM情報
などのメタデータを記述し、実際の処理はmain関数内に記述することになります。

上のEclipse Monkeyスクリプトを使うには、エディタ上で

と入力、Shift + ↑ でこの三行(または一行)を選択してから Alt + 1 を押すと
(‘スクリプト’ メニューからマウスで選択してもOK)

のようなコードが自動生成されます。

基本的なことはこれくらい。
海外ではより高度なEclipse Monkeyスクリプトがたくさん出回っているようです。
最後に実際に操作している動画を紹介しておきます。これはすごい。。
YouTube – Genrate Actionscript 3 Code with Eclipse Monkey

・参考
【コラム】イマドキのIDE事情 (31) 退屈な作業を自動化! Eclipse Monkeyを使ってみる
Eclipse Monkeyを使おうと思って調べたときのメモです

あわせて読む:

2 Thoughts

  1. [Eclipse Monkeyスクリプト 13行目]
    var lines = text.match(/(w+:w+)/g);

    var lines = text.match(/(\w+:(\w|\*)+)/g);
    (↑うまく表示できなかったらすいません)

    あとコピペの際は、’Key: M3+1 ‘の最後の半角スペースを削るとエラー出ません。

  2. >> 通りすがり さん

    ご指摘ありがとうございます。
    型指定の際の :* は考慮してませんでした。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です