Packt Publishingのテクニカルレビュアーになった話

Packt Publishing という出版社がイギリスにあるんですが、多種多様な技術書を数多く出版しています。O’Reilly本のように翻訳はされてないので日本のエンジニアにはあんまり知られていない(? のかなと思います。 日本の出版社だとまず企画が通りそうにないマニアックなラインナップになっており、例えば scikit-learn や matplotlib などPythonモジュール単体のみを扱ったエッジの効いたタイトルも多いです。表紙のデザインはO’Reillyより…

RedisのHyperLogLogを使ってユニークユーザー数を推定する

去年の内に公開することが出来ず、ずっと下書き状態だったエントリーをちょっとずつ消化していきたいと思います。ネタとして古いものも含まれていたりすると思いますがしばらくご辛抱ください。。 Redis 2.8.9から追加された HyperLogLog をちょっと触ってみました。 環境 * CentOS 7.0 (x86_64) / Intel Xeon E312xx (Sandy Bridge) 2.4GHz 仮想3コア / 2GB RAM * Redis 2.8.17 * redis-py (Pyt…

2015年スタート

新年あけましておめでとうございます。 2014年の振り返りと2015年の抱負などを。 まずは振り返りから。 仕事の方では特に大きなトピックはありません。 ブログでのアウトプット量は過去最少の結果に終わりました。。 WebRTC + WebGLによる顔画像合成デモの紹介 C/C++のユニットテストフレームワーク CppUTest が便利 ねこと画像処理 part 2 – 猫検出 (モデル配布) ねこと画像処理 part 3 – Deep Learningで猫の品種識別 たった4記事とは驚いたなぁ。…

ねこと画像処理 part 3 – Deep Learningで猫の品種識別

ねこと画像処理。 (みかん – 吉祥寺 きゃりこ) 前回の ねこと画像処理 part 2 – 猫検出 では画像内の猫の顔を検出する方法を紹介しましたが、今回はディープラーニングの技術を用いて猫の品種を識別したいと思います。 学習データ ねこと画像処理 part 1 – 素材集めでは、自分で撮影した写真を学習データとして使うと書いたのですが、都内の猫カフェ等で出会える猫に限ってしまうと品種の偏りが大きくなってしまうので、ここではしぶしぶ研究用のデータセットを使うことにします。。ただ、S…

ねこと画像処理 part 2 – 猫検出 (モデル配布)

ねこと画像処理。 (アイシャ – 池袋 ねころび) 前回のねこと画像処理 part 1 – 素材集めでは猫画像の集め方について整理しました。今回はその集めた猫画像を使って猫検出用の学習モデル(分類器)を作成したいと思います。それにはいろいろと準備が必要です。 モデル(分類器)の配布についてはこのエントリーの後半で説明します。 アノテーションデータの収集 学習モデルを作る前に猫のどの部分を検出するかを決める必要がありますが、今回は猫の顔(頭)部分の検出を行おうと思います。そのためのアノ…

C/C++のユニットテストフレームワーク CppUTest が便利

今回はC/C++のユニットテストフレームワークのひとつである CppUTest について調べてみました。TDDと相性が良いと言われている Google Test と比較して、CppUTest はマルチプラットフォーム対応がより充実しているためWeb系に限らず組み込み系などでも幅広く使われているとのことです。 参考: テスト駆動開発による組み込みプログラミング ―C言語とオブジェクト指向で学ぶアジャイルな設計 これまで不満はありつつも使い慣れているからという理由で CppUnit をずっと使ってい…

WebRTC + WebGLによる顔画像合成デモの紹介

Tech Crunchで紹介されていて、国内外の方からのお問い合わせが僕の方にもいくつか来てたのでご紹介を。 これはまたクールで不気味なアプリ―FaceSubはそのうち他人の顔を借りてビデオチャットができる? Face substitution (デモへのリンク) 以前、このブログで JavaScriptでPoisson Image Editingによる滑らかな画像合成 というエントリーを書きましたが、そこで公開したJavaScriptのモジュールをノルウェーの方に上記のデモで使っていただきまし…

2014年スタート

新年あけましておめでとうございます。 2013年の振り返りと2014年の抱負などを。 まずは振り返りから。 仕事の方では、部門異動後の業務もそこそこにこなし、プライベートでの勉強の成果もまずまずといったところ。でもブログでのアウトプット量は2012年と同様にイマイチな結果に終わりました。 NginxとFFmpegを利用したHTTP Live Streaming配信 OpenCV for Android入門 – カメラ編 ScalaでOpenCVを使って画像処理 RedisのLuaスク…